壮大な儀式を終えて vol.1

19.8.31葛窪にて、諏訪エリアのポータルゲートが今後再稼働することが決定事項となり、公表するための儀式を行った。

「儀式」ってなんだ?

今回の儀式に協力してもらうことになったA氏に質問を受けるまで、

自分のなかではあまりにも当然の概念で、改めて考える事もなかった。

地球上では、祝儀や葬儀という色が濃く、特別な出来事を、何らかの形式で表現することのような意味で行われることが多いようだ。

しかし、宇宙のほとんどの文明では、決定事項を広くに公表するためという目的で行われることが多い。

今回の儀式もまさにそうだった。

そして、私自身の宇宙におけるポジションは、まさにこの「儀式屋」だ。

そもそも、宇宙には様々な形態をもつ生き物が共存している。イカやタコのような軟体動物、爬虫類種、四つ足種、人類種、昆虫種・・・

そして、光だけの存在や、スライムのようなゲル状の生き物も存在する。

このような生き物たちは、全て知的生命で、それぞれ異なる形で、有音であれ無音であれ、言語活動に近いコミュニケーションを行っている。

それらのまったく違った種族同士が誤解することなく交流し合うには、共通する認識を作る必要がある。そのために、所作を使った。

特定の所作を見せることで、認識を共有し合う事を促すのが儀式の由縁だった。

Photo By NJI