女性性と男性性の調和

2月14日

“ロミオとジュリエットに捧ぐ” 

〜イベントに向けて

このイベントは、思っていた以上に深い意味のある儀式となる事に気づきました。

実は、1月28日私達は出雲でとても重要な儀式を行って来ました。

この儀式は、日本や地球の主要な国々を管理支配してきた天照派の神々が任期を終えて、御帰りになるための儀式でした。

さて、「国譲り」の話は皆さんもすでにご存知だと思います。当時出雲を拡大して、より大きな国土を有し、多くの民を有する事によって、高い技術と文化を発展しようとしていた大国主命に天照が覇権を譲渡させる話です。

天照の命令によって、当時の天照の孫であった瓊瓊杵尊が降臨してこられた後、短時間で日本列島は一つにまとまり、中央集権国家となりました。そして、お金から生じる権力によって、また軍事的な手段によって、国家そのものも、対外政策も行われてきました。

このクーデターが起きた為に、長い間出雲の地に封印されてきた、誇り高い生き方の知恵、男女仲睦まじく営む日々の豊かな創造行為、教育を中心とした高い文化、霊的な意識に基づく自然と調和した国としてのあり方などは封印されて来ました。

しかし、今回の儀式以降は、それらが再び解放されて、日本の在り方は大きく変わって行くでしょう。

さて、出雲大社と言えば真っ先に大国主命を思い浮かべられる事と思います。しかし、実はこの地を最初に開墾し、霊的な学びの場を作り、文化を発展させて来たのは素盞嗚尊(スサノオノミコト)です。

(神々に死はないので、今でもこの地を支えてくれています)

スサノオといえば、櫛名田比売(クシナダヒメ)との夫婦仲の良さでも知られています。その通り、スサノオは、男女仲睦まじくある事を何よりも大切にするよう教え諭していたのです。

実は天照派は、その頃既に地球の権力者として君臨する事を望んでいました。しかし、その当時はスサノオ夫婦の創造的な力に封じられて、立ち入る事が叶わなかったのです。

その八代後に当主として立ったのが大国主命です。大国主命はご存知の通りまるでギリシャ神話に出てくるゼウスさながら、沢山の妻を持ち、沢山の子を儲け、国としての繁栄に尽力しましたが、一方で不幸な女性もたくさんいたのです。

そんな大国主命は、男性性エネルギーを使う仕事ばかりでしたから、ご自身の中の男性性がとても強く、女性性エネルギーとのバランスがとれていなかったのです。

当時の天照は女性でしたから、この時チャンスとばかりに乗り込んで来たのです。

多くの不幸な妻達に対して、大国主命は非常に心を痛めていました。ですから、天照の時代が終焉したこれからは、スサノオの教えの通り、男女のパートナーシップを大切にできる世界へと変えてゆこうとしてくれています。

さて、あなたが男性でも女性でも、男性性エネルギーも女性性エネルギーもどちらも自分の中を流れています。

このエネルギーのバランスの仕方は一人一人まったく違います。しかし、歪んだ社会の画一的な価値観や教育の中で、自分のバランスを失ってしまった結果、男女は互いの間を豊かな愛のエネルギーが循環する関係ではなく、エネルギーを搾取し合う様な関係となってしまいました。 

自分自身の性エネルギーのバランスを取り戻す事なくして、豊かなパートナーシップを経験する事も、その為の相手を引き寄せる事もできません。また、相手が現れても、互いに幸福感を感じることや、成長を促すことも叶わず、もちろん、充実した人生を創造する事はできません。

ですから、あなたの中に存在する男性性ロミオと女性性ジュリエットが調和している事。幸せである事こそ、あなたがあなたの外側の現実世界で素晴らしいパートナーシップに取り組む為にも、幸福な人生を創造する為にも必要なのです。

今回のイベントでは、あなたの中で傷つき、活力を失ってしまったままの性エネルギーを復活させて、自由な創造性を発揮する事で豊かな人生にしてゆくためのワークをスサノオとクシナダヒメのサポートを受けながら行います。

また、多くの傷ついた男女に再び素晴らしい関係を築く勇気をもたらすために、あのロミオとジュリエットが最も幸福な瞬間だったバルコニーシーンを、儀式として捧げます。

Saarahat&Noah